pmnjのスポーツ日記

体験したスポーツの記録を書く日記です。

そして5級で落ちる(εジム 復帰023回目)

 照りつけるような日差しはないものの、湿度が高くて汗が止まらない。日中に火照った身体をクールダウンしてからではないと登れない。真夏のこの時期に、暑さに耐えながらトレーニングに励むのなんて、何年ぶりだろう?

■テープ課題・赤(全壁・6級)・すべて一撃
 クールダウンしたら、ウォームアップから(変な言葉遣いだが、そうなんだもの)。指を酷使しないよう、ファットピンチやスローパーで持つホールドが多い6級課題をサーキット形式で登る。

■テープ課題・オレンジ(全壁・5級):1本を除いて、すべて一撃
 1グレード上げて、ウォームアップを続ける。簡単なはずの課題で落ちてしまい、「えっ」と驚くことに。体調が万全じゃないのかな?

■テープ課題・オレンジ(スラブ壁・赤ホールド・5級):5トライで完登
 先ほどのサーキットで一撃できなかった課題に、あらためて取り組んだ。もともと苦手にしている課題でもあって、しっかり足に乗り込むことを意識しないと、手のホールドをクソ握りしてしまって落ちる。この課題がスムーズにできないということは、腕力に頼って登ろうとしているということ。今日は完登までに5トライを要した。他の課題、足のホールドをしっかり最後まで見ながら乗ることにしよう。

■長モノ課題(グレード表記なし):ゴール取り練習・敗退
 いよいよ本番。これまでの取り組み方針をいったんリセットして、ゴール取りに最適なポジションを探るところから始めてみた。そして、迷う。足位置を変え、足の向きを変え、引き付ける方向を変え、持ち方を変え…と、いくつものパターンを検証していく。そして出た結論が、「今までのムーブのままで良い。ゴール一手前のホールドを、もっと強く引き付ける」というもの。うむ、わかってはいたけれど、元も子もない話だ。
 ともかく、今後の取り組み方は決められた。迷わず、「ひたすら持つ、引き付ける」を心がけよう。

■テープ課題・黄色(強傾斜壁・青ホールド・4級):再完登
 強傾斜壁前の待機スペースで、他のクライマーが登るのをぼんやりと見ていたら、その方から声をかけられた。「これ、ゴール取りどうやったら良いんですかね?」。自分では完登した課題だったので、「左出しですよ。引き付けて」とアドバイスしてみる。その方は「わかりました、やってみますね」と挑戦したのだけれど、身長や手の長さが違うため、どうもしっくり来ない様子。
 「じゃあ、いろんなムーブを試してみましょうか」と、即興セッションが始まった。ちょうど同じ頃に、最近よくセッションする常連の方が現れた。「私も完登できてないんですよ、それ」と3人でやってみることに。
 一度登った課題でも、セッションとして登ってみると新しい発見が多い。初登時には体感で耐えて寄せていた核心部、他の方がやるヒールフックを試してみたらラクになった。ゴール取りの足を置く位置も、初登時とは違う方がラクだった…などなど、落ち着いてやることで見えてきたものが多かった。
 結局、セッションしていたお二方とも完登はできず、役立たずのまま。でも、いろいろな動きをしたことで「自分にあった登り方」は見つけられたようで何よりだ。