今月もまた、高知県の黒潮ボルダーに行ってきた。いつものOさん、Kさんと、二泊三日の三人旅だ。
このところずっと、春野漁港の岩に設定された『松風』に挑戦を続けている。昨年11月、12月。そして今年も1月、2月と連続して訪問していて、今回で5か月連続だ。一つの課題にこんなに執着するのは、湯河原・幕山ボルダーの『パイプライン』、山梨・瑞牆ボルダーの『カラクリ』以来。これだけやってできないのに、登りたいものは登りたいんだよね。毎度毎度お付き合いしてくれる皆さんには、感謝しかない。
さて、松風。相変わらず核心のカチ取りができていない。下からデッドポイントで行くとカチを止められるけど、その後の振られに耐えられずに落ちる。ヒールからの乗り込みorデッドポイントだと、体勢が狭すぎて入らない。そんな紆余曲折を経て右回りのクロスで出していくムーブを試している。できるときはできて、毎月「あと5センチ足りねえ！」「だけど、次はできそうだ」と思いながら撤収している。だから今回も「もういい加減、できるでしょう」と思って挑戦を始めた。
…できねえよ。左足を踏ん張ってから右足を上げ、その右足に乗り込んでいくんだけど、左足の踏み感がなかなか得られないトライが続く。何度やっても同じようにできない、というのではなく、できるときはアッサリできちゃうので始末が悪い。今回も二日目までは踏める、踏めないで一進一退の状態が続いた。
そして、最終日のラストトライが最高高度。「次は行けそうなんだよなあ」と思いながら帰路に就くという、予定調和で終わってしまった。
