今日もまた、ルーフ壁で過ごしてきました。帰宅するときにジムのスタッフの方から「開店から閉店まで、ルーフから出ませんでしたね」と言われてしまいました。そう言われれば、そうでした。緩傾斜／強傾斜壁の長モノ課題にも触らないで終わったのは、最近ではあまり記憶がありません。そのくらい、ルーフ壁に集中した１日でした。
最初にやっていたのは、ルーフ壁では初めての課題設定です。Ａジムの常設テープ課題だと、ルーフには５級以上のものしかありません。苦手意識を払拭するために、自分でも何度もやる気になれそうな簡単なものを作ろうと思いました。リードのパートナーからも「ムーブの基本が身につけられそうな手足限定の課題を作ってほしい」と言われていたので、ちょうど良いタイミングでした。ジムスタッフの方にも協力してもらい、６級ぐらいのグレードで作ることに。バランスが重要なものを１本と、ヒール／トゥフックがカギになるものを１本、それぞれ設定しました。後からジムに来た知り合いを強引に誘って登ってもらいましたが、おおむねグレード感は合っていたようです（ホッ）。
面白かったのは、皆さんの登り方でした。私がカンタンと思って設定した部分に苦労している方がいたり、逆に「ここが核心だ」と思って作った部分をアッサリ抜けられてしまったり、ということが何度もありました。自分の得意／不得意、あるいは足りている分と不足している部分がよく分かって、とても参考になりました。これからは「他人は苦労しないけど、自分が苦労した」部分を多く取り入れた練習用課題を作ることにします。
課題作りと試登／調整を終えた後は、ジムスタッフの方が新しく設定してくれた５級の課題に挑戦しました。オンサイトは逃しましたが、２本とも３トライ以内に完登。登りやすい（カンタン、という意味ではない）課題だったためでしょうが、ルーフ壁でこのグレードの課題が無理なく登れたことで苦手意識はだいぶ払拭されました。
さらに調子に乗って、先週にはまるで手も足も出なかった常設テープ課題の４級に挑戦。今日は完登できませんでしたが、すべてのムーブをバラすことができました。次はきっと落とせる、という確信めいた感触も得られました。うーん、たかだか何日か集中するだけで、苦手意識ってだいぶ払拭できるんですね（大いなるカンチガイの可能性大）。
