正装で挑む(εジム028回目)
どうしても完登したい課題があると、本気シューズに頼りたくなる。そう、オゾンだ。普段ジムでは同じオーツンのストライクLUを履いていて、特別な不満を感じることは少ない。それでも、今日はオゾン。
■長モノ課題(強傾斜壁・グレードなし):23/30手
ジムに到着したら、先日ホールド替えがあった強傾斜壁に人の姿が。スタッフの方が新しい長モノ課題のテープ貼りをしているところだった。貼り終わった直後に、触らせてもらうことにした。長モノ課題をやってからの方が、クライミングの“角”が取れるしね。
設定者の方は「もともと明確なガバがない壁なので、悪め・キツめかと思います」と仰る。え、とビビりながら初トライ。「うわ、初手から悪い」「三手目が遠い!」などと文句を言いながら、それでも19手目までは進む。20手目のホールドが見つけられずに、初挑戦は終了。直後にもう一度トライして、今度は23手目までは進めた。おそらく、次の3手が核心だろう。思ったよりも難しすぎるわけではなく、しばらく真剣に取り組めば完登できそう。
■テープ課題・水色(スラブ壁~垂壁・黄色ホールド・2級):敗退
そして本番。シューズはオゾン、『ムーブは云わざる』Tシャツも着用して。今日は正装で挑む。
何度跳ね返されても挑戦していたが、どうも足裏感覚に違和感がある。オゾンだと固くて、踏め過ぎてしまう感じが強いのだ。踏めてしまうから踏んでしまい、身体が伸び上がるような感覚が強い。もしかすると、フニャフニャのストライクLUの方が良いのか?
迷い始めると負のスパイラルに陥りそうだったので、スパッと切り替えることにした。ストライクLUに履き替えて、再び挑戦する。うん、感覚としてはこっちだな。という状態にはなれたものの、前日の“奇跡の一回”が繰り返せない。それでもやめずに取り組んでいたら、1時間くらい経過したところでようやく「これこれ、この感じ」という体制を作ることができるようになってきた。そこからさらに30分、ようやく核心を抜けるムーブができ始めるようになり、そして……
やっぱり完登できなかったよ
核心を抜けるところで取るカチが、どうしても上手に保持しきれない。手首の角度を変えながら持ちに行こうとすると、身体に余分な力が入る。その結果、身体が棒のようになって振られ出し、回ってしまうのだ。体幹の力で“耐える”のか、重心方向を変えて“いなすor流す”のか、結論が出ないまま終わってしまった。。。
あきらめない。まだやる。