pmnjのスポーツ日記

体験したスポーツの記録を書く日記です。

二つの実感(湯河原・幕山ボルダー024回目)

 仕事はお休みです。およそ1年5ヶ月ぶりに、岩場のホームグラウンドと思っている湯河原・幕山公園のボルダーに挑戦してきました。ジャドーズメンバーのうち、Kさん、Oさん、Aさん、Mさんが同行してくれて、朝の8時から昼の3時まで遊んできました。現地ではAジムの常連で激強クライマーのKさんと邂逅。いろいろアドバイスを頂きました。

・石切師(貝殻岩・6級):再完登
 ウォームアップのつもりで、コレから始めました。マントル返したところで、クライムダウン。上まで行くのは怖いので。三代目コブラ(以下、コブラ)とオゾンで登ってみたところ、大きな違いは感じられませんでした。

マントル(貝殻岩・4級):敗退(3トライ)
 本日の目標課題、その1です。二段の課題『サブウェイ』の抜け口にあたるもので、いつかサブウェイを完登したいと考えている私には避けて通れないものでした。で、さっそくやってみたのですが……右足を上げて乗り込むところまではできても、そこからリップを持った左手を返すことができずに敗退でした。1年以上もジムや岩場で登っているのに、前回と変わらず。弱さを実感です。
 この課題は、コブラの方が足首の自由度が高く、足を高く上げて動かしやすく感じました。

・パイプライン(貝殻岩・初段):再完登せず
 「オレ、弱くなってるのかなぁ」と弱気の虫が出てきました。そこで、何度も打ち込んだ末に完登したこの課題、あらためてやってみました。最初の2回は身体が動かずに落ちてしまい、ますますトホホな状態になる始末。「このままじゃいかん!」と思って3回目。今度は身体が動いてマントルまで。「うん、大丈夫。弱くなってるわけじゃない」と自分に言い聞かせる効果はありました。
 この課題は、コブラの圧勝。オゾンはまだヒールフックがかかっている感覚がつかみづらかったです。慣れの問題かもしれません。

貴船(貝殻岩・初段):敗退(6トライ)
 『パイプライン』に挑戦中から、気になってはいた課題です。その当時は「面白そうだけど、強度が高そうだよね。オレにできる日は来ないよね」などと思っていました。前回もスタートに四苦八苦し、結局敗退した覚えがあります。「今日もダメだろうなぁ」と思いながらやってみたら、なんとなんと、スタートは比較的ラクに出られるようになっていました。さらにその次のリップへのデッドは一発で決まりました。「あれ、少しは強くなってるのかも」とカンチガイ。これ、落とせるんじゃないかなぁ。ただ、デッドで何度か指をぶつけて痛かったので、今日は深追いはしませんでした。次から本格挑戦します。
 この課題は、オゾンの方が登りやすく感じました。初手取り、デッドポイント、いずれも細かいホールドをしっかり踏み込んで出る必要があり、硬い方が安心できたのかと思います。

・リップトラバース(貝殻岩・4級):敗退(1トライ)
 他の皆さんがやっていた課題です。「どーれ」と思ってやってみたところ、初手のホールドからヌメるヌメる。やった時間帯(10時過ぎ)が悪かったようです。貝殻岩のこの面は、9時過ぎから日が当たり出して少しずつ湿ってくるのを失念してました。。。
 この課題は、コブラで。手が持てないので、足がどうこうではなかった感じです。


 このあたりで、いったんメンバーがいったんばらけました。ジャドーズKさん、Aさん、Mさんの3人は『梅林ボルダー』へ、激強Kさんは『ファンタジスタ』へ。私は貝殻岩に残り、ジャドーズOさんの『パイプライン』挑戦を横目に見つつお昼寝タイム(笑)。いや、疲れちゃうんですよ。

 再集合後は、Mさんから教えてもらったパン屋さんへ。280円のチキンカツサンドが美味しくて、しかもそれだけで満腹になる、という、最高のコストパフォーマンスでした。リピーターになること、間違いなしです。



・米粒(米粒岩・4級):RP(今日は4トライ) → 累計1本/V2.0
 本日の目標課題、その2です。初めて幕山ボルダーに来たときに跳ね返されて以来、ずっと心に引っかかっている課題です。ただでさえ苦手なスラブなのに、下地がとても悪く感じていたからです。今日あらためて取り組んでみたら、「下地? どこが悪いの?」と感じました。前はマット何枚も敷きたくなったのに、今日は自分のQuadrateだけでOK。これが慣れ、ということなのかもしれません。
 メンタルは多少マシになっていても、スラブは相変わらず“好きだけど苦手”のまま。やはり今日も苦戦しました。どうしても足をうまく使えず、手に頼ろうとしてしまいます。4トライしてトップアウトしましたが、最初から最後まで左足に乗れている感覚はありませんでした。ラインも右に寄っていたような気がするので、湯河原を訪れるたびにリピートした方が良さそうです。
 この課題は、コブラの方が登りやすく感じました(RPもコブラで)。スメッジングを使う時に、足首が動かしやすく感じたからです。ただ、ハイステップからの乗り込みや、細かいホールドに乗るところはオゾンの方が使いやすかったです。これもまた、慣れの問題かも。

米蔵(米粒岩・?級/?段):敗退
 ジャドーズが誕生するきっかけとなった課題です。今日はOさんやAさんが教えてくれた「2級バージョン」で登ってみました。最初のトライであっさり下部を抜けられたので、「こりゃ、行けるぜ!」と思ったのが大間違い。やればやるほど最高到達高度は落ちていく、といういつものパターン。最後はスタートすらできずに敗退です。
 この課題はオゾンの登りやすさが際立ちました。ピンポイントに足を置き、そこを信じて乗り込んでいくのがしやすいこと。コブラだと少しモヤッとした感覚で踏んでいるホールドを、ビシッと踏めます。「私、結晶好き!」という人は、オゾンかな。

・左カンテ(米粒岩・SD6級):RP → 累計2本/V2.0
 Mさんが挑戦していた課題です。中間部が少し悪くて緊張し、マントルを返すときに良い手が見つからずにドキドキし……と、格好良くは登れませんでした。それでもまあ、いいか。
 これはオゾンで登りました。撤収の時間が迫っていたので、コブラで登りなおしてみることはしませんでした。次回やってみます。


 ここで本日はタイムアップ。帰路につきました。
 久しぶりの湯河原・幕山、「少しは強くなれた」「全然進歩がない」という相反することを実感しました。苦手なことは苦手なまま、ということなのだと思います。うーん。