現実に追いつけ！（合言葉）
Aジム常連の強者クライマーSさんが、「高知県のボルダー、最高っすよ！ 今度行きましょう！」と誘ってくれたのが6月のこと。海岸沿いにあるボルダー課題の中には、干潮の時期にしか登れないものがあります。約半年かけて計画し、ようやく決行の時期を迎えました。初めて航空機に乗って、ボルダリングツアーです。
高知県は温暖な気候で知られています。今回も11月にも関わらず、日中の最高気温は25度近くでした。海岸沿いのボルダーでは、周りに人がいないこともあって、ずっと上半身は裸のまま。それでちょうどよい感じでした。
高知龍馬空港に到着して、まず向かったのは中部海岸の八流エリア。同行してくれたSさんが挑戦したいと仰っていた『Blue Heaven』からです。私は挑戦しませんでしたが、Sさんは2回のトライで完登。幸先良いスタートになりました。
注：以降の岩名や課題名などは、トポ『KUROSIHO BOULDER ～The Stone Life of Blue Ocean～』の記載に従っています。
＜H.ねじまき鳥＞
・ねじまきフェイス・表（②・10級）：オンサイト →累計 V0.0／1本
・ねじまきフェイス・裏（③・10級）：オンサイト →累計 V0.0／2本
八流エリアから、大山岬エリアに移動しました。海岸沿いのボルダー課題に挑戦するのは初めてだったので、下地の悪さにドキドキ。グレードの低い課題から始めることにしました。この岩だって、十分に怖かったです。
＜D.ビーチ＞
・ビーチ野郎（①・4級）：敗退（3トライ）
続いて、見た目の格好良さでコレを。海に突き出た岩の側面を、岸から突端に向かってトラバースしていく課題です。ホールド、ムーブだけを冷静に振り返ると、6～7級というところでしょうか。それでも、足元で波がチャプチャプいう音を聞きながら登るのは怖くて、身体がすくんでしまいました。結局、最初の小核心を越えるところができずに敗退。SさんはOS、さすがです。
＜L.岩屋ケイブ・側壁＞
・中央ライン（②・5級）：RP（3トライ） →累計 V0.5／3本
えぐれた岸壁の上に、営業を終了したレストラン（？）があります。その下の、かつては駐車場として使われていたとおぼしき場所にある洞窟状の場所が、岩屋ケイブです。コンクリート敷きの下地は真っ平ら。見た目は怖くなかったけれど、一度落ちてみたら衝撃を結構感じて、また怖くなってしまいました。メンタル弱い。。。でも、まぁ、何とか完登です。
＜U.ドンキーコング＞
・フェイス・表（③・8～10級）：オンサイト →累計 V0.5／4本
同行してくれたSさんが挑戦したいと仰っていた『黒潮レイバック』の手前にある岩です。残念ながら干潮の時間を過ぎてしまい、Sさんは『黒潮レイバック』に挑戦できませんでした。手前にあるこの岩も、5級の『ドンキーコング』や3級の『マリオ』は、スタート地点が水の中。何とか挑戦可能だったこの課題だけやって、本日は終了でした。
