pmnjのスポーツ日記

体験したスポーツの記録を書く日記です。

まだまだっ!(Aジム684回目)

 前夜からの体調不良で、岩場遠征はパスをさせてもらいました(涙)。薬を服用して強引に解熱し、どうにかこうにか登れそうな状態に。ジムで気になっている課題を。

・ボルダー40(各傾斜・9~6級)
 いつものウォームアップをしてみても、身体と手指が起きてくる感じがしませんでした。少し強めのウォームアップで目を覚まそうと思い、ボルダー40。9級~6級まで、各グレード10本ずつ連続で登ってみました。「途中でバテるようなら、今日はそれだけで帰ってもいいや」と思いながら。
 不安とは裏腹に、登れば登るほど身体が動き始めました。「お、何とか行けそう!」という感触を得られたところで終了です。

・お年玉課題(フェース壁・2級):RP(14トライ)
 前回、敗退した課題です。いつもだと、できない課題があっても「自分が挑戦するには、まだ早かったんだ」と、割とあっさり諦めます。けれども、この課題はどうにも悔しくて、できないパートのムーブが頭から離れません。仕事をしていても、ご飯を食べていても、ずっと。こんなこと、久しぶりでした。こういう想いを抱いた課題は、どうにか完登したい。そう考えて今日も挑戦です。
 何度も何度も、グラウンドアップでやってみましたがダメ。10トライしたところで、さすがに焦れてきました。密かに心に誓っていた「岩場を見据えて、パート練習はなるべくしない」という決まりを破って、そのパートだけを取り出して練習し始めました。そうすると、すぐにできるようになりました。何ということでしょう。「これは、行ける!」と思ってスタートから。そうすると、できない。
 この課題を勧めてくれた常連の方から、以前に言われたことを思い出しました。「パートで練習していると、最初から“できる体勢やホールディング”で始めるから、できる。でも実際には、その体勢やホールディングに至るまでの過程があるわけで、すぐに同じ状態にはならない。“グラウンドアップして、その地点に到達した時の体勢/ホールディング”から、“できる状態”に移行するためのムーブが必要なんです」と。そうか、それだ!
 できる状態のホールディングからチェックしてみると、引きつける側の右手が“握り込む”状態になっています。第二関節まで使ってホールディングしている状態です。ところが、グラウンドアップからの状態をチェックすると、(その手前で左の遠いホールドを取る必要があるため)第一関節だけ引っかけて持つ“オープン”になっています。あ、わかっちゃったぞー。
 (恐らく)11トライ目、グラウンドアップで。問題のパートに入る前に、手を握り込むというムーブを意識して入れてみました。そうしたら、問題のスローパーに手が……届かず(涙)。なんでー!?
 今度は体勢のチェックです。パートだけをやってみた12トライ目は、壁にスメアする右足が少し高め。なるほど。13トライ目はグラウンドアップからの状態をチェック。すると、手を握り込むと同時に右足が下がっていきます。あ、わかっちゃったぞー。
 14トライ目、グランドアップで。完登する気、マンマンで行きました。問題のパートに入った後、まず右手を握り込み、続いて右足を意識して高めにスメアします。そこから右手を引きつけて固め、左足で乗り込んで立ち上がっていくと……届いた! あとは、逆説的な言い方をすると、冷静さを保つために必死の状態。落ち着いてスローパーにマッチし、他の皆さんが核心というアンダーホールドを上から保持(そうでないと、身体が回って剥がれるので)。身体が安定したらあらためてアンダーに持ち替え、足の乗せ替え→左足を送る→ゴールへ、というムーブをこなして完登です! 嬉しい、ホントに嬉しい!
 つい、長文になってしまいました。そのくらい、嬉しかったなぁ。このジムでは久しぶりの2級完登ですし、いろいろなことを考えながら挑戦した課題でしたし。こういうことがあるから、クライミングはよいですね。
 「せっかくできたムーブだから、何度かやってリピートしよう」と思い、その後も何度か挑戦しました。10トライほど。再完登できたのは3回のみでした。まだ完全には身についていないようです。日を置いて、あらためてやってみます。

 今日はここで終了です。ちょっと忙しい時期に入るので、次の岩場遠征は未定です。東京・御岳ボルダーで完登したい課題が3つあるので、身体の様子を見ながらジムでムーブのトレーニングをしていくつもりです。ミドル・エンデュランスもやらないと。。。