pmnjのスポーツ日記

体験したスポーツの記録を書く日記です。

全部コブラで(湯河原・幕山ボルダー021回目)

 8ヶ月ぶりに湯河原・幕山ボルダーに行ってきました。前回の湯河原で『パイプライン』の再完登動画を撮影してくれたOさん、クライミングの師匠、リードのパートナーに加え、岩場デビューの同僚Kさんも一緒です。出発前に雨がぱらついて心配しましたが、すぐに止んで一安心。岩のフリクションも悪くはなくて、8時間ほどタップリ遊ぶことができました。

 最初はアプローチがとてもラクで、多くの課題が設定されている桜岩から。
1)桜岩・ハイステップ(7級):再完登
2)桜岩・スラブ(6級):再完登
3)桜岩・マントル(5級):再完登
4)桜岩・のっぺり(3級):再完登(二撃)
5)桜岩・ノース(2級):再完登(二撃)

 同僚Kさんも、『ノース』以外の4課題はOS(FL)や数撃でのRP。センスの良さが羨ましい限りでした。

 続いて、米粒岩へ。最初は苦手スラブを克服するために『米粒(4級)』をやるつもりでした。けれども、やっぱり怖くて取り付けず。。。フェース面にある課題をずーっと。

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6)米粒岩・米蔵(2級~2段):敗退
 岩のフェース面を直上する課題です。使うホールドに限定があって、「カンテを使ってはいけない」という基本ルールの他に、「左右のガバカチを使うと…」「ガバを使うと…」など、細かい規定があります。トポを見ても、あんまりよくわからない、という状態。「ともかく、直上すればいいんだよね」ということで、5人でセッションを開始しました。
 これが実に良いセッションになりました。
 最初のうちは「ここに乗るのがよさそう」とか、「アンダーマッチで右に抜けよう」とかやっていましたが、その後は独自戦略に突き進み始めます。スタートする位置や姿勢、最初の一手や一足の出し方、もう5人が5人ともまったく違います。それぞれが「自分のムーブこそ、最善!」と、密かに心の中で思っていたに違いありません(笑)。独自のムーブではあるものの全員が核心部分までは到達。落とし切れた方はきませんでしたが、それぞれが納得の行く形で敗退しました。

 米粒岩で2時間以上も連撃し、身体はバキバキ。それでも、やっぱり湯河原に来たら貝殻岩。
7)貝殻岩・貴船(初段):敗退
 リードのパートナーと同僚Kさんが『コケ落とし(6級)』や『石切師(5級)』に挑戦している間に、他の3人で挑戦しました。前回はラクに取れるようになっていた初手が出せなくなっていて、愕然。「きっと米蔵のやりすぎでヨレたんだよ」と強気の発言はしたものの、「あーあ、今日もダメか」と内心落ち込み気味に。
 そうしたら、同じ課題をやっていた他のグループの方から「ダイアゴナルで出ればラクですよ」とアドバイスが。試したことのなかった方法なので「ええっ!?」と半信半疑でやってみたら、これが大ハマリ。初手が取れるようになりました。
 現金なもので、一手進むとやる気も増大。核心と言える二手目のリップ取り、「惜しい!」というところまでは進めることができました。最終的には敗退しましたが、近いうちに落とせそうな感触は持つことができました。

 『貴船』への挑戦を続けているうちに夕闇が迫り、今日は撤収。5人とも疲労困憊でした。それでもまぁ、かなりよいセッションができたので満足です。クライミング4年目の目標である『貴船』、今シーズンのうちに落としたいですね。