pmnjのスポーツ日記

体験したスポーツの記録を書く日記です。

ヒールフックと膝の位置(ムーブの覚え書き)

 やります! と言っておいて、ずっとほったらかしにしていたヒールフックの効果検証。怠けている自分に鞭打って、6時間ほど検証してきました。壁の傾斜、体の向き(正対かフリか)、載せるホールドの大きさ、ムーブ(「手に足」か「ハイステップ」か)で場合分けをして、初動時の膝の位置による効果の違いを調べてみました。
 最終的な結論は、「課題によって異なる」という身も蓋もないものでしたが、多少は参考になるかも知れないので気がついたことをまとめておきます。あくまでも個人の感想に過ぎないので、「違うと思うよ」という方はコメント頂ければ幸いでッス。


「体の向き」による違いが大きい
 当初は、壁の傾斜によって効果に違いがあると考えていました。けれども、前述の条件で切り分けてみると、体の向きによる違いが一番大きく影響していると実感できました。
 正対の場合、ヒールフックをかけた状態から、反対の足で壁をスメアして立ち込んでいく力を補助できます。スメアによる推進力を得るためには体を壁から離す(=懐を広げる)必要があるため、初動の膝の位置は壁から離れている方が有効でした。
 一方、フリを使っている場合には、反対の足によるスメアがあまり期待できません。その場合には、最初から壁に膝をつけている方が立ち込みやすく感じました。

載せるホールドの大きさと形状
 ヒールフックをかけるホールドが大きい、かつ、上部が平らな形状の場合、膝を壁につけながら立ち込んだときにヒールフックのポイントがズレてしまうことが多くありました。ヒールのポイントがズレてしまうと立ち込む力が分散して弱くなるように感じられたので、こうしたホールドの場合には先に膝をつけてから立ち込む方が良さそうです。
 ホールドが小さかったり、上部がインカットしているような場合には、ヒールをかけたポイントがズレにくく(たぶん、足の位置を強く意識するためだと思います)膝をつけながら立ち込んでいくやり方でも十分な効果が得られました。


ムーブと傾斜の関係
 「手に足」でヒールフックをかけていくときは、膝がいったん壁から離れて外に開いた状態になります。いったん膝を壁に寄せた後で立ち込んでいくと、手でホールドを保持している時間が長くなります。そのため、傾斜がキツくなってくると効果が弱くなるように感じました。強傾斜壁+手に足の場合には、膝を壁に近づけながら立ち込む方が良さそうです。
 「ハイステップ」の場合、初動の膝の位置による効果の違いはあまり感じられませんでした。好きな方で立ち込んで、問題ないと思います(身も蓋もない)。


 以上、昨日の検証で気づいた点をまとめました。今まで個別のムーブを条件で切り分けて検証する機会がなかったので、良い経験になりました。これが今後の練習に活きるといいなぁ。。。