pmnjのスポーツ日記

体験したスポーツの記録を書く日記です。

足に手(ムーブの覚え書き)

(注:限定公開のエントリーです)

 最近、人工壁のボルダリングをするときに多用するムーブがあります。「足に手」という動き方です。緩傾斜壁、特にスラブ壁の場合、片手でホールドをプッシュしながら、そのホールドに足を上げていくという動きが出てくる課題が多くあります。普通の人は、手のところに足を上げていく「手に足」というムーブで解決することが多いようです。けれども、私にはそれがなかなかできませんでした。最初は股関節が硬いことが原因かと思っていましたが、腰痛になったときも同様の症状が出てきたので、足を上に引き上げる力が根本的に弱いようです。

 そんなときに使うのが「足に手」です。プッシュしたホールド+動かさない方の足に全体重をかけ、もう一方の手が自由に使えるようにします。空いた手で、持ち上げたい足を掴み(場合によってはクライミングパンツの布でもいい)、目標のホールドに持ち上げていきます。そうすると、あら不思議。自力では「股関節が硬いから取れない」なんて言っていたホールドのところまで、あっさり足が上げられたりします。痛みもなく。

 このムーブが使える状況は、意外に多くあります。凹角の壁で手と足でステミングを決めながら足を上げていくときなら、強傾斜壁でも使えたりします。美しい動きではありませんが(だよね:笑)、どうしても足が上がらない! と悩んでいるときに試してみてください。足が上がる、関節の痛みも出ない、ということがわかると、次からは「手に足」が決められるようになったりもしますので。

(イラストは、後から入る予定です。乞うご期待!)