ルートクライミングをしているときに、同行した方から「フリ（ダイアゴナル）が苦手のようだ」という指摘がありました。もう少し正確に言うと、フリの連続（＝体の返し）が、です。
確かに、何も考えずに課題の下見をしていると、つい正対で登ることばかり考えて迷宮に入り込んでしまうことが多くあります。体に染みついた動きではなく、引き出しに入っていない、という感じでしょうか。クライミングに関するどんな本を見ても、フリは基本中の基本。そこがしっかりできていないということは、まだまだ未熟ということです。そこで、今日はフリの練習をあらためてするためにジムへ行ってきました。
ジムで取り組んだのは、９～６級くらいまでの課題。どれも一度は落としたものです。落としたときは正対ムーブだったものもあります。今日はムーブを選ぶ時に「とにかく振る！」ことを優先して体を動かしてきました。効果は覿面、とまでは行きませんでしたが、少しはマシな動きができるようにはなってきました。しばらくは続けようと思います。
その他には、常連の方が作った課題をいくつか。設定するところを見ていた４～５級の課題は「他人がやってるのは簡単そうに見えるけど、自分でやるとできない」という状態。少ない手数の中に重心移動とバランス維持の難しさが詰まっている課題で、力任せに登ることが多い私に足りないところを補うにはうってつけでした。もう一つは７級の課題。手はカチのみ、足はジブスのみ、という、まさに「オヤジぶっ潰し課題」。ジブスに乗せた足を信じて立ち込むところまでは行けたものの、両手をカチ持ちしたまま腰を壁から離して足を上のホールドに乗せる動きができずに敗退。悔しいなぁ。
というわけで、今日は基本と補強の課題に取り組んで帰ってきました。このペースで、少しずつ強くなっていきたいと思います。
