リード壁、5.10bの課題。4ピン目のクイックドローを前に、体が硬直してしまいました。
カラビナが横を向いている。
しかも、ゲートが上を向いていて、外れかかっています。このままだと、えらいことになる。心臓の鼓動は激しくなり、ホールドを保持する右手はプルプルと震えだし、足はガクガクしだしました。怖い。
必死になってカラビナを正しい向きにセットし、なんとかクリップ。この時点で精も根も尽き果てて、戦意喪失。テンションをもらってレストして、一応ゴールまでは行ったものの、ロアーダウンしてもらうときには完全脱力。周りにいた同行者の方からは「遭難者が救助されてきたみたい」と言われてしまいました（笑）。
今日は総勢７人で、私が生まれて初めてクライミングをしたジムに。トップロープ／リードを中心に、８時間以上遊んできました。リードは5.10a、5.10bがいずれもフラッシュで落とせて、トップロープは5.10cが落とせて、「割と調子がいいかも」と思った矢先に冒頭の事態が発生。途中までスムーズに登れていただけに、よけい焦ったのかもしれません。
原因は事前のオブザベ不足。その場で対応できなかったのは、場数不足。まだまだ不足していることが多いです。足りないものは、補うしかありません。これからの練習で足していこうと思います。
……なんて、前向きに考えられるようになったのは、帰宅後。直後は怖くて疲れて「もうクライミングやだー」なんて思ってました（笑）。
