薄かぶりの壁にある6~5級の課題、どうしても3手目のホールドを取りに行くときに体が壁から剥がれてしまいます。足の位置、重心、いろいろ工夫しているつもりなのに、うまくいきません。何度もトライしては失敗して暗い顔に。
そんな様子を見かねたのか、常連の方が「ヒールフックを使うと安定しますよ」と教えてくれました。ヒールフック? なんだそれ? さらに詳しく聞くと「ホールドに踵をかけて体を安定させる」動き方とのこと。壁が凸状の角になっているところ(カンテ)では、特に有効だとか。
さっそく教えてもらった通りにやってみました。おお……おおっ! 確かに安定して3手目のホールドが取れる! ちょっと感動です。その方に聞くと、4手目のホールドもヒールフックを使うと取りやすい、とのこと。ははぁ。
これまで自己流で適当に登っていたので、「ムーブ」や「ヒールフック」という言葉は知っていても具体的にどんな動き方をするかきちんと練習したことはありませんでした。でも、使うと確かに登りやすくなるし、無駄な体力も使いません。次々に課題に挑戦するのもいいですが、一つのムーブをしっかり身につけることも大切だなぁ、と思いました。次からちゃんと練習しようっと。