苦手なホールド、それは「ハリボテ」。壁に付けられた大きめの三角錐／四角錐のような形をしたホールド（？）で、それ自体にも別の小さなホールドが付けられていることもあります。「箱」と呼ぶジムもあるようです。
このハリボテ、手のひらや指の摩擦で保持するのが正しい持ち方のようです。が、それがなかなかできません。指先に力を入れようとすると手のひらが浮いてしまい、摩擦力が不足して落ちてしまいます。「そっと持てばいい」と常連の方がヒントをくれましたが、これまでは実践できませんでした。
いま取り組んでいる課題は、途中でハリボテをうまく保持する必要があります。そこを何とかしないと、課題がクリアできません。そこで、今日はハリボテをうまく持つ練習だけをひたすらしていました。
最初の何回かは、まったく持てませんでした。中盤も、やはりダメ。そのうち、握力がなくなり始めたら、なぜか持てるようになり始めました。たぶん、余分な力（ガムシャラに握り込む）が抜けたのと、指先の動かし方に慣れたのが理由だと思います。最後の方は、何の不安もなく持てるようになりました。とはいえ、ハリボテを持つ側の腕に力を入れると、やっぱり滑って落ちます。足に重力をうまく分散できないと、ダメなようです。
力を入れるところ、抜くところ。その違いや使い分けを体に覚え込ませることで、グレードが上がっていくんだと思いました。新しい課題のクリアはできなかったけど、よい練習になりました。
