pmnjのスポーツ日記

体験したスポーツの記録を書く日記です。

アレレ?(Aジム589回目)

 仕事帰りに、同僚Kさんと。今日は全部コブラで。

 何というか、気分がまったく乗らない1日でした。いろいろ課題はやったものの、落とし切れたものはなし。「何としても、この課題を落とす!」という強い意欲が湧かないまま、ダラダラと登っていた感じです。よく耳にする、目にする“エンクラ”って、こういうことなのかなぁ。いや、違うと思うな。

・ノーハンドスラブ(スラブ壁・グレードなし):4ホールド
 壁に触って4ホールド。身体が動かず、最初は8ホールドくらい使って感覚を取り戻し、その後で徐々にホールド数を減らしながら、最後になんとか目標の数に。まだまだ慣れたとは言えない状態です。

 カンテ沿いのノーハンドスラブばかりではなく、中央のラインにも挑戦してみました。大きめのホールドが多く取り付けられていることもあって、「足に当たる!」「腰に擦る」などなど文句ばっかり口から出ます。熱意を持ってやれば、こういうことにはならずに黙々と取り組んでいるはずです。今日は本当に良くない精神状態だったなぁ、とジムを後にして反省しきり、でした。

ギャップが(G2ジム001回目)

 ボルダリング専用のジムが、あちこちにできています。一つのジムの支店(で、いいのかな?)も。以前訪れたGジムの2号店が、最近になってオープンしました。すでに会員になっているリードのパートナーと一緒に、強行偵察です。全部フューチュラで。

 最初は勝手がわからないので、低グレードの課題から順番に触っていきます。このジムでは、8級が最も低いグレード。それでも手足限定なので、しっかりとしたオブザベが大切でした。8級→7級→6級→5級とやって、だいたい感覚がつかめました。ここからは本番。リードのパートナーがオススメしてくれた課題を、次々にやっていくことにしました。

 どの課題も面白くできましたが、特に集中してやったのは3級の課題二つ。一つはゴールのホールドを取りに行くのがとても怖い課題。「スラブなんだから、両手離して足を送ればいいんだよ」と、リードのパートナーが見本を見せてくれます。いやいや、そのムーブ、とっても苦手なんですが。。結局、強引なデッドで取って決着。スラブ、下手だな、オレ。
 もう一つは、やや被った壁にあった課題。「クライミング経験のない人が見たときに、“いかにもボルダリング”って感じるような課題だよね」と、リードのパートナー。確かに、大きなスローパーを両手で抱え込み、ヒールフックからの立ち込みやデッドでの飛ばしを多用します。ふむ。途中のスローパーが持てずに(スローパーのくせに!)3度落ちましたが、4トライ目でなんとか完登。周りで見ていた方から拍手されちゃいました(照)。
 さらに、と思って挑戦した2級課題は、途中のスローパーをコーディネーション的に止めていくところが解決できず。こういう課題は、もっと練習しないと精度が上がりませんね。

 なんだかんだで予定の2時間はあっという間に過ぎ、タイムアップ。午前中に行った岩場とのギャップが大きくて、ちょっと適応までに時間がかかりました。それでも面白かったから、いいかな。

謎の数字:128.5

A beginning of the Story(東京・御岳ボルダー004回目)

 前日に降った雨も上がり、起きたときには道路も乾いていました。仕事もお休み。御岳へGO !

・遊歩道岩・トラバース(1級):敗退
 今日の目標は、「スタートから水平ガバ(手前の方)に右手を送ったあとで、左手をサイドガバに寄せる」ところまでです。
 まず最初に復習。前回手こずった最初の寄せは、今日は問題ありませんでした。左足でカンテにトウフックというムーブ、だいぶ慣れてきています。そして左手を水平ガバへ送るところもOK。さらに左足をクロスで出して良いところを踏む、というムーブも、余裕を持ってこなせるようになりました。

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 問題はその次。右足を降ろすところまでは良いのですが、右足でどこかを踏んで身体をいったん安定させないと左手が寄せきれません。あーでもない、こーでもない、と、良い足を探すこと小一時間。ようやく見つけたのが写真の右側に見える“粒”でした。ここをしっかり踏めれば、サイドガバに左手が寄ります。足を乗せるホールドを発見してから数トライすることで、ようやくサイドガバを安心して取れるようになりました。
 その次の一手/一足をどうするか、さらに悩みました。いったん左手をサイドフレークに寄せるのか、それとも右手をさらに飛ばして奥の水平ガバまで送ってしまうのか。前述の“粒”に右足を乗せたままだと、後者の方法で奥の水平ガバまでは進めました。けれども、両手はめいっぱい広がっている状態で、いわゆる“詰んだ”形になってしまいます。うーん。

 今日はここまででタイムアップ。次回までにもっと悩み、そろそろ「みんなが核心という部分」を乗り越えたいと思います。

ヨレヨレでも行く(Aジム588回目)

 仕事でヘトヘトになったので、今日は止めておこうかと思いました。でも、終業後に同僚Kさんと小川山の話をしていたら、どんどんやる気がアップ。もう止められずにジムへ。今日は全部コブラで。

・週課題5級(フェース壁・■):RP
 アップもそこそこに、更新されたばかりの週課題に取り付きました。そりゃ、無茶ですよね。一撃では落とせず、2トライ必要でした。慌てると碌なことがない、を地で行くことに。

・週課題4級(フェース壁・/):OS
 ボテに取り付けられたカチを取るところが核心、かと思います。いわゆる“巨人ムーブ”で解決して、オンサイト。「ずーるーいー」って声は、聞こえなかったことに。

・週課題3級(フェース壁・×):敗退
 飛ばして寄せて、クロスで寄せて、クロスで返して。最後の返しがうまく決まらずに7トライ。それでも決めきれずに敗退です。

・週課題5級(緩傾斜壁・■):敗退
 左手で黒スローパーを取ったあと、右手でポケットを取りに行く。そのムーブができずに敗退。背中でしっかり引きつけないとダメかと思います。

・週課題4級(緩傾斜壁・/):敗退
 ゴール一手前のガバをクロスで取れずに敗退。左手の保持が甘いとダメですね。

・ノーハンドスラブ(スラブ壁・グレードなし):4ホールド!
 練習を始めた当初の目標だった、壁に手をついてもOKでの4ホールド、ようやく達成できました。嬉しい! でも、すぐ後にやった同僚Kさんは、壁に手をつかずに4ホールド。うむむ。


謎の数字:127

交響曲第9番?(長野・小川山ボルダー001回目)

 Facebookでのやりとりがきっかけで、突発的に決まった岩場遠征。同行してくれた方の希望により、行く先は長野・小川山ボルダーになりました。今まで、行きたいと思って約束しても悪天候にたたられて中止を繰り返していた場所。前夜から「降らないでくれよ!」と祈りました。珍しく、願いは叶えられて無事に行くことができました。

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1)クジラ岩・フィン(6級):敗退
 初めての岩場、しかも苦手の花崗岩。同行者が『穴会社(2段)』に挑戦している横で、持ちやすい手のホールドばかりで構成されている(ように見えた)コレから始めました。
 最初の2トライ目までは「どこを踏めばいいんだ!?」という状態でしたが、3トライ目からはスメアやスメッジング、ポケットへの立ち込みなどが少しスムーズになってきました。少しホッとしたものの、5トライ目に持っていたホールドに挟まっていた落ち葉を握ってしまい、手が抜けてフォール。高さは大したことなかったので、ひどいケガをしなかったのは不幸中の幸い。ただ、恐怖心が出てしまって早々と敗退です。「6級でもダメかー」と、早くも絶望感が漂いました。右手の小指に穴が空いたのも、右足ふくらはぎに擦過傷&打撲を負ったのも、絶望感に追い打ちをかけました。。。

2)クジラ岩・無名課題(10級):オンサイト
 「宿題は残ってもいいけど、ボウズはいやだーっ!」と、実に幼い精神状態でコレに挑戦。他の諸課題を登った方が下降路に使うというだけあって、そりゃオンサイトですわ。



3)スパイヤー・無名課題(10級):オンサイト
 同行者の方が『穴会社』に挑戦を続けていたので、クジラ岩のすぐ上にあるスパイヤーという岩を見に行きました。「お、ちょうど10級がある!」と目を付けて、マットを運んで一撃で。10級とは言え、トップアウトできると気分も上向きになります。

4)スパイヤー・スラブ(6級):2トライでRP
 ここからは、同行者の方も一緒にセッションです。リードのパートナーから「ホンットウに、スラブ下手くそですねー」といつも言われているので、こういう課題で少しでも練習しようと思いました。オンサイトは逃しましたが、何とか2トライで完登。これで3連続トップアウトできて、だいぶ嬉しくなってきました。

5)スパイヤー・スラブ(5級):3トライでRP
 前の課題に続いて、コレもセッション。同じ岩、同じスラブ面で、上部のホールドは共通です。確かにスタート直後は少し難しくなっていましたが、いったん立ち上がってしまえば問題なし。3トライでレッドポイント。

6)スパイヤー・スラブ(4級):敗退
 調子に乗って3課題目。この課題、スタート時の左手をどう保持すれば良いかが難しく、何度やってもできませんでした。同行者の方も初手を取るところまで進めず、セッションの盛り上がりも徐々になくなり…天候が怪しくなってきたこともあって、今日はここまでで切り上げ、他エリアに移動することにしました。


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7)犬岩・YMルーフ(3級):オンサイト!
 今日、一番やってみたかった課題です。低い岩のリップトラバース。ええ、大好物ですとも。正確に言うと、リップじゃなくて水平クラックですが。
 「好きとは言っても、さっきの6級で敗退したんだから、今日は宿題として残るだけかもなぁ」と思いながらオブザベして挑戦を開始。スタート時に右足を上げてヒールフックするところは厳しく、「ああ、また股関節核心で敗退か」という考えもよぎりました。
 そんな気持ちで始められたからか、一手/一足ずつ進んでいくたびに「おお、ここまで行けた! オレ、スゴイかも!」と自画自賛。アドレナリンも出始めました。右足のヒールフックを解除して足ブラになり、左足を送ってヒールフックするパートが決まったときは、アタマの中でレベルアップの音楽まで。大げさかもしれないけど、そんな精神状態。
 最後の乗り込みは気合いでこなし、マントル→トップアウトまで。なんとなんと、オンサイトでした。登った自分が一番ビックリ。他の岩にある課題を下見に行っていた同行者に「できちゃいました。どうしましょう…」と。嬉しさよりも、謎の申し訳なさが勝ったオンサイトでした。

8)犬岩・犬小屋(SD2段):敗退
 『YMルーフ』が思ったよりもずっと短時間で終わってしまったので、青春の思い出としてこの課題にも触ってみました。ルーフ下からシットダウンスタートして、『YMルーフ』へ合流する課題です。YMルーフを2撃で落とした同行者の方も、「可能性が出てきたかも!」と仰って、一緒にやることになりました。行けるか!?
 いや、まぁ、やっぱり2段ですわ。同行者はスタートからルーフの出口まで進めたものの敗退。私はというと、スタートホールドを両手でガッチリつかんで離陸するのが精一杯で、左手を出すことさえできませんでした。やっぱり、そうだよね。。。


 このあたりで、少し強めの雨が降ってきました。止んだ合間を縫って、別の岩にも。同行者の方が霜月岩の『冬枯れ(2級)』を4撃で完登するのをスポットしたり、皐月岩の『皐月(初段)』に挑戦するのを見守ったり。
 駐車場に戻ったのが16時過ぎ。クルマが出発すると同時に雨が降り出しました。止む気配はなく、どんどん激しくなっていきました。高速に乗った頃には止みましたが、登っている間に降らなくて良かったです。


 初の小川山。とても楽しく1日を過ごせました。初めてクライミングに挑戦したときの気持ち、なんとなく思い出せた感じがします。
 いろいろな岩を見た/触った/登った中で、今日もっとも心を惹かれたのは不可能スラブ。自分が登れるなんてまったく思えません。でも、『頭痛』や『覚醒』などの課題がある面に、なぜか心惹かれてしまいました。今日はまったくそんな余裕はなかったけれど、次に来訪したときには一度くらい触ってみたいと思います。万が一にも離陸できれば、“青春の思い出”が増えますしね(笑)。